ゲストにお使いいただくなにげないプロダクトにも、京都の古格を。
そんな思いを込めたカードキーは、1891年に寺町二条で創業した美術専門の出版社『芸艸堂』に保存されている貴重な美術書から誕生した。
芸艸堂は1891年に創業し、いまや日本で唯一となる手摺木版本を出版。
伝統的な技術を用いて、数々の美術書や工芸品を製作する老舗の出版社である。
カードキーのデザインソースは、芸艸堂が過去に出版した2つの作品集からセレクト。
京都で活躍した絵師・神坂雪佳(かみさかせっか)の、明治36年に出版された「滑稽図案」と、その弟子である古谷紅麟(ふるやこうりん)の、明治38年に出版された「伊達模様花づくし」。
木版画の伝統を感じさせながらも、鮮やかな色使いと遊び心のある絵柄を選ぶことによって、ノーガホテル清水京都のモダンな印象に、ひときわ華やかなカードデザインがマッチした。
また、一般公開はされていないが
カードキーのデザインソースである神坂雪佳(かみさかせっか)と古谷紅麟(ふるやこうりん)の版木のほか、100年以上にわたって求版・新版された版木10万枚以上がこちらの版木蔵に保存されている。
芸艸堂は美術書の出版事業のほか、店舗スペースにて浮世絵や琳派といった版画作品のほか、マスキングテープや手ぬぐい、木版はがきなどのオリジナル和文具なども販売。
商品はオンラインでも購入できるので、美しさと、どこか懐かしさを感じる木版画の魅力に気軽に触れることができる。