ART & EXHIBITIONアート・展示

Rie Iwatake

2020.12.01-03.31
展示開催中
Rie Iwatake
Rie Iwatake
Rie Iwatake

展示作品について

【本展によせて 岩竹理恵】
スイスを旅行中に雪が崩れて岩肌が現れたその対比を見たときに、壁のポスターを剥がしとったみたいに見えた。あるとき風景画と静物画を見ていて、おんなじだと思った。人間の眼球がレンズとなり網膜という面に像を映す構造上、見えるものはぜんぶ平面の連続でしか捉えられない。思考やイメージを絵画や写真や平面的作品に置き換えるとき、素材となる紙や色材など媒体としてそこに実在する物質と、イリュージョンである絵画空間のせめぎ合いがわたしは楽しくてしかたない。

【展示解説 アーツ千代田 3331】
岩竹理恵はコラージュやリトグラフといった手法により、シュルレアリスティックでありながらもどこかユーモラスな平面作品を制作している作家です。本展における作品は茶室の手本帖や旅先で見つけた絵葉書をベースに、古本や辞典 、自然科学の図版などから引用したモ チーフをコラージュし、さらにリトグラフとして刷り上げたものです。これは紙などの「物 質」を切り貼りすることや、刷るという極めて物理的で身体に依存した行為から出来上がっていますが、脈絡のないイメージの組み合わせが楽しくも不穏で、人々を精神的に揺さぶり 、一つの構築された世界に引き込みます。そして岩竹は、このような物理的行為である制作と、精神的に働きかける作品の間にある対局の性質に関心をもち、どこか俯瞰的な視点でその「せめぎ合い」を楽しんでいます。様々な時間と空間を包括する一点一点の作品と、その背後にある岩竹の豊かな「遊び」の視点を 、ぜひこの機会にお楽しみください。

作品タイトル:
Image1:《室内画 38‒山と煙のある室内》 2019
Image2:《室内画 48‒盆栽と内臓のある室内》 2018
Image3:展示風景

■作品のご購入につきまして
ホテルにお越しいただくことが難しいお客様に対し、作品をご購入いただけるよう窓口を設置させていただきました。作品やご購入に関しましては、以下お問い合せ窓口までご連絡いただけますようお願いいたします。
また、販売中の作品につきましては、こちらよりご確認いただけます。お問い合わせ前にご参照ください。

アーツ千代田 3331 / 3331 Arts Chiyoda
〒101-0021 東京都千代田区外神田 6 丁目 11-14
TEL 03-6803-2441(代表) 担当:彦根、岩垂

ARTIST PROFILE 展示作家プロフィール

Rie Iwatakeの作家

1982年南アフリカ共和国ヨハネスブルグ生まれ。
筑波大学大学院芸術専攻を修了後、ペルーやパリ、横浜 、台湾など様々な場所を移動しながら制作してきた。
身近にある具体的な物やイメージを観察してその本来の意味や機能とは離 れてそれらが持つ形の特徴を作品に取り入れている。
2013年より片岡純也 + 岩竹理恵としてアーティストユニットとしても活動中。
近年の個展に「 大理石の上での電球と送風機の必然の回転のように」Kana
Kawanishi Gallery / 東京 (2019) 、「二つの心臓の大きな川」アーツ千代田
3331 / 東京 ( 2019 ) 、「Bank ART Life VU35 Junya Kataoka + Rie Iwatake」BankART Studio NYK (2017) 、グループ展に「MOTアニュアル 2020 透明な力たち」東京都現代美術館 (2020) などがある。